自閉症スペクトラム児オンラインソーシャルスキルプログラム

自閉症スペクトラム児対象のオンラインソーシャルプログラムに長男が今週から参加することになりました。

見学していて良いプログラムだと思ったので、紹介します。

第1週目のプログラムの流れは下記の通り。

  1. プログラムのルール
  2. 自己紹介 
  3. 僕も!私も!
  4. 言う?言わない?
  5. ダンス
  6. この場所では何をする?
  7. これは変?それとも大丈夫?
  8. 言葉を使わない会話
  9. 宿題

療育の先生が中心になって、子供達に自己紹介の仕方や、場所によってOKな行動とNGの行動があるという事、途中には、ダンスゲームやマインドフルの呼吸法も取り入れてあり、自閉症児が楽しく積極的に参加出来る工夫がたくさんしてありました。表情で相手の感情を読み取る練習もありました。発言したい子供には発言出来る機会をどんどん与え、発言する自信も与えてくれます。

自己紹介

療育の先生が一人ひとりに、名前、学年、好きな食べ物を、聞いていきます。

”僕も!私も!”

先生が、蛇の絵をスクリーンに映し出します。

先生は、蛇が苦手です。皆さんは?

というと、子供達が、一斉に、僕も!私も!または、僕は違う!私は違う!。。我が家の長男はちょっと遅れて、僕も。。と答えていました。

嬉しそうでした。いくつか同じような質問でゲームがおこなわれ、次のゲームに進みます。

”言う?言わない?”

先生が、ある設定を説明します。この時、ワタシは、長男の部屋の外だったので、内容を聞き逃してしまいました。普段ソーシャルクラスで問われるのは、こんな質問です。

Aくんがおもちゃの車をプレゼントしてくれました。だけど正直、電車がほしかった。

僕は車じゃなくて電車が欲しかったって、Aくんに言う?言わない?

”ダンスゲーム”

先生が子供達に呼びかけます。さぁ音楽が止まったら、みんな、ロボットになって、とまってください。

次は、フラミンゴ!

次は、ゾウ!

音楽にあわせて踊りながら、音楽が止まると、全員が指示に合わせて、ポーズをとりストップします。このゲームが、初日は一番盛り上がっていたかもしれません。長男も大はしゃぎ。他の子供達も、お互いのポーズを見て、お互いに笑う声がスクリーンを通して聞こえました。

”この場所では何をする?”

様々な場所の絵が画面に出てきます。

図書館、クラスルーム、お医者さんの待合室、公園、自分の部屋、レストラン等。

友達と集まっておしゃべりできるのはどの場所?

音楽を聞きながらリラックス出来るのはどの場所?

先生が質問、子供達が答えていきます。

”これは変?それとも大丈夫?

ここも聞き逃してしまいました。”場所ゲーム”とおなじような流れで、先生が様々な設定を表示して子供達が、それが少し変な行動か、それとも大丈夫な行動か、答えるという感じでした。

”言葉を使わない会話

言葉を使わず、表情を見ながら、嬉しいのか、怒っているのか、迷っているのか等、皆で、当てていきます。

以上、だいたいの流れを語ってみました。オンラインでのソーシャルプログラムは、初めての試みとの事でしたが、親としては、見学しながら、とても満足出来る内容でした。何より長男が積極的に参加、発言していたのが見ていて、嬉しかったです。

来週のクラスも楽しみです。

自閉症スペクトラム児の親になるということ

診察室の片隅で一人静かに遊んでいる3歳の息子を眺めながら先生が言った言葉。

この子は自閉症ですね。大きくなっても多分言葉も話さないでしょうし、着替えも出来ません。トイレも自分で行けないでしょう。

目の前が真っ暗になったのを覚えています。赤ちゃんのときに愛情をかけないでほっておくと自閉症になるらしい。予防注射がいけないらしいよ。食べ物が原因らしい。あれから10年近く経った今、思い返すとあの頃が一番辛かった時期です。今、息子は着替えも出来ますし、トイレも自分で行けます。言葉もたくさん話します。学校も普通クラスで毎日楽しく通っています。あの突き刺さるような言葉の波は、いったい何だったんだろうと今でも思うことがあります。

当時、息子が自閉症だと発覚した時、まず自分に何が出来るかを考えました。自閉症という言葉さえ知らなかったので、インターネットで片っ端から検索しまくったのを覚えています。療育の先生のお話しもたくさん聞きました。息子の療育に付きそいながら先生がどのように指導し、どのような教材を使っているのかも観察しました。良いと思ったもの、自分でも真似出来ると思った方法は、どんどん活用しました。

言語療育の先生から教えてもらった本の読み聞かせは、簡単で誰でも出来る方法でした。数ヶ月読み聞かせを続けて言葉がようやく出た瞬間、とても感動したのを覚えています。

ユーチューブ動画、興味があればチェックしてみてください。

自閉症児の親になるということ。大きな挑戦だと思います。親として悲観的になるのは、当たり前の心境です。感情はコントロール出来ません。ただ、自分に言い聞かせること、口に出して言う言葉はコントロール出来ます。

大丈夫。大丈夫。今のワタシは当時の自分に対して、堂々と言えます。

大丈夫だよ。自閉症子育ては面白い。無限大の可能性を与えてくれる。

思いっきり、思いっきり、楽しめ!