普通級か支援級か

日本の教育システムでこの言葉にいつも私は違和感を感じる。

子供は普通級に通いたいと言っているが、学校側に支援級をすすめられた。

そんな話を聞いて憤りを感じだ。

日本の教育は、子供達を早くから、カテゴリー別に分けるのが好きだ。

私自身、自分が何をしたいのかもわからないうちに早く選択肢を迫られて憤りを感じた経験がある。

日本って良いところがたくさんあるけど教育については自分の過去を振り返っても違和感だらけ。自分が何が好きなのかもわからないうちに自分をさっさと早くカテゴリー化させなければいけないプレッシャーを感じていた。

中学では部活動。一度選んだら変更できないプレッシャー。3年間同じ事を続ける。吹奏楽を選んだけど、友達が選んだテニスや弓道、茶道もやってみたかった。だけど変更は許されない。一度選んだら吹奏楽を続ける。それが私の選んだ道。まだ13歳だよ。それなりに楽しかったし続けたけどね。

高校受験。私の生まれた街の高校の選択肢は4つ。進学、農業、工業、商業高校。進学校選びました。とりあえず何を自分が将来やりたいかわからなかったから。高校受験に違和感。何がなんだかわからないうちに成績でプレッシャーでカテゴリー別に振り分けられる。子供達は振り落とされないよう勉強する。

高校受験で進学校に決まってから友達グループが変わった。高校にまだ入ってもいないのに大学受験の話をするクラスメートもいた。とりあえず進学校入れてよかったよねぇ。そんな会話をしながら受験で落ちてしまった友達はどんな気持ちだろうって遠慮してた。仲の良い友達がすこしずつ変わっていった。

高校に進学した途端、大学受験の話。自分は文系か理系かの選択を迫られた。そんなのわからない。得意科目は国語と生物。私は理系を選んだ。生物に興味があったから。友達は皆、文系を選んでいた。クラス分け発表。新しいクラスの初日。めちゃ後悔したのを覚えている。90%が男子。。。

女子で理系を選んだのは看護師を目指すクラスメートばかりだった。男子は医者が多かった記憶がある。中学の時と違ってクラスでワイワイ楽しく交流という雰囲気はなく、勉強、勉強、勉強。それが私の高校生活。部活は吹奏楽部。中学で3年吹奏楽だったら吹奏楽でしょって雰囲気があった。

医者になるほどの成績じゃなかった私はクラスで将来を決められないプレッシャーに悩まされた。女子は看護師でしょ。看護学校に行けば?衛生検査技師は?今思うと信じられないアドバイス。理系を選択してしまった地方女子高校生の職業。そんなかぎられていたのかなぁ。今でも疑問。

大学受験。理系を選択した地方女子高生の私が選んだのは地方の県立短大。県立とあって卒業生の大半が地元公務員と言われていた。地元の文系を選択した友達も一緒だったし、何をしたいかわからなかったから、とりあえず公務員になれば幸せかなぁって思って県立短大に入った。人生こんなものさってそれなりに満足していたの覚えている。

転機が訪れたのは短大に入って一年目の時。いとこがアメリカ留学をした。あんたも地元に根付いていないで、どっか行ってくれば?の母親の一言で海外に出てみようって思った。そして今。人生ってわからない。

日本の教育システムに違和感。普通級か支援級か、進学校か専門校か、理系か文系か、本人のためとか選択の自由を与えているっというより成績別、能力別の振り分けにしか思えない。人は皆違う。違う人間と過ごしてこそ多様性が生まれるのにもったいないなぁって思う。

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