先日、引き出しの書類を整理していたら、自分が海外留学中で20歳になったばかりの頃、両親が積み立ててくれた国民年金の明細書を見つけた。
いずれ日本に帰ってくるだろうということでコツコツと積み立ててくれた国民年金保険。
明細書を見て驚いた。
私が海外移住するまでの数年間に積み立ててくれた金額は半端な額じゃない。
自分達の年金積立もあり、さらに子供の分まで積立してくれた両親には本当に感謝している。
同時に、日本に対して、そして日本の年金制度に対して、強烈な違和感を感じた。
日本の年金について、ネットで検索してみた。
日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人は国民年金への加入が法律で義務付けられています。
なんて国だろう。
20歳といったら人生これから。
年収だって少ないし、自分のようにまだ学生で収入がない人も、きっとたくさんいる。
自分は日本の税金や年金制度について何も知らない。
ただ、日本国内に住んでいる20歳以上の若者が、毎月いくら年金を収めているか。それはネットで見ることが出来る。
90年代、海外の永住権を手に入れた時点で、私は年金をやめて、同じ金額を投資にまわした。
年金制度のかわりに、カナダでは、老後投資アカウントを作るコトが一般的。自然な流れだった。
日本の支払い義務があるという毎月の額、そして、現在60歳以上の人が受け取っている金額。
自分は年金やめて本当に良かったと思う。
長男のための障害者用の投資アカウントを開設した。
投資額のなんと2倍を超える金額が政府から追加ですでに振り込まれていた。
知っていたけど実際に金額を見ると本当にありがたいと思う。
この金額は家族の年収によって異なるけど最高額で3倍。
カナダって投資国家。障害者も投資で応援してくれる。
コロナの自粛と子育てがだいぶ落ち着いたコトで、ここ最近、投資とお金について本を読んだり、動画を見たりして勉強している。
本当に良い時代。
自分に出来ることをしよう。
障害者年金アカウントについてもう少し具体的に教えて貰えませんか?
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コメントありがとうございます。自分の経験と知っている範囲でしかお答えできませんが、これはカナダの政府登録障害者向け投資アカウントです。カナダには国民に投資をすすめるために作られた数々の政府登録投資アカウントがあります。障害者アカウントもその一部です。投資アカウントは主に免税という形で国民が恩恵を受けますが、障害者アカウントと教育アカウントは、私の知る限り免税に加えて政府がさらにアカウント開設の際、自分の入れる投資額と家族の年収を見て、それにあわせて投資するお金を入れてくれます。日本の年金制度に違和感を感じて海外ではこうやって対応しているということを伝えたくて自分の経験を紹介しました。RDSPで検索すると英語になりますが情報はたくさん出てきます。
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ざっくり構造が分かりました。昨日、日本で通産省OBが設立した個人投資を募る会社が上場したところですが、米国の個人投資は相当進んでいる様子。カナダも同様の考え方なんですね。
ただ、米国でリーマンショックの時にバプテスト教団の年金システムの投資先がサブプライムローン主体で破綻し、教会だけが生きがいで暮らしてきた年寄りの年金が無になり米国第二のプロテスタント教団が崩壊の危機に瀕したと聞きました。
その点、国家が個人投資による個人年金の積み立てシステムを肩代わりしてくれると言うのは、
さすがに神の子を平等に手厚く保護する国ならではの政策。
障害がある子供があるのは、今健康である自分を神が与えてくれた証。
今経済的に恵まれたのは、才能に恵まれたのは、様々な困難に喘いでいる人が居るからこそ、
と言う考えが根底にある事が成せる業で、日本の国や人々とは少し違う文化ですね。
日本の障害者に関わる人、親などを見ていると、
障害児、障害者について哲学的部分まで考え抜いて昇華し、その上で純粋に子供を愛すると言う事が、
出来ていない人が多いように感じます。
個人年金でさえ、そんな文化的素養の違いがあるとは驚きました。
何気なく、しかし素晴らしい情報ありがとう御座いました。
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