いじめ対策はいじめっ子も救う

いじめ対策っていじめられる側の親がまず気がついて行動を取ることが多いと思うのです。

子供が学校から帰ってきて、いじめられたと言われた時って、心が張り裂けるような気持ちになります。

いじめる側の言い分。

反応が面白いから、からかっただけ。

別にちょっとからかっただけだから、大したことない。

これが、幼い頃であれば、いじめている側の親も、子供を見ていますから、注意することが出来ます。

しかしながら、子供が大きくなるにつれて、まして子供が学校へ行き始めると、親が、すべてを見ることは、ほぼ不可能。自分の子供が、他の子供をいじめているという事があっても、気が付かずに過ごしてしまうことが度々あるのではないかなっと思います。

私がそうでした。

数年前の事です。

次男が小学校へ通い始めた時の事。

お友達が多く、毎日、楽しそうに、学校へ通う次男。

しかしながら、ある日、クラスメートのお母さんが、私に、テキストしてくれたのです。

自分の子供が、次男に、いじめられている。

めちゃくちゃショックでした。

自閉症の長男に、とっても優しい次男が、まさかクラスメートをいじめている?

親としては、信じたくない事実です。

しかしながら、自分がどう思っていようと、火のないところに煙は立ちません。

まず、私は、探りを入れました。

クラスは、どう?どんなお友達と遊んでいるの?

次男は、淡々と仲の良いお友達の話しをはじめました。

いじめているというクラスメートの話は、出てきません。

B君って知っている?

私は、その子の名前を持ち出しました。

知っているよ。

面白いんだ。こうこう言うと、こんな事して、こんな反応するんだ。

悪気もなく、ニコニコして話しています。

でもさ、自分が言われたらどう思う?楽しいと思う?B君も楽しかったと思う?

だけど、B君も笑っていたよ。楽しそうだったよ。

自分が同じことされたら、笑う?

次男は、ふと考えて、言いました。そうだね。僕だったら怒るな。やめろって言う。

そうでしょ。自分が言われてイヤな事は、人に言わない。自分がされてイヤな事は、人にもしない。明日、B君と、ちゃんと話しするんだよ。なんだったら、B君、放課後、遊びに誘ったら?

次の日、B君が、我が家に遊びに来ました。

B君と楽しそうに遊ぶ次男。

B君が帰宅の際、お母さんにも、そっとですが、教えてくれてありがとうっと感謝しました。

親の共通の願いって、自分の子供が幸せに育つことだと思うのです。

自分の子供が、いじめっ子に育ってほしいっなんて、願う親はいないと思います。

私は、今でも、勇気を持ってテキストをくれたB君のお母さんに感謝しています。

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