自閉症児子育てで、どうして嵐?って思うかもしれません。
90年代初期に海外移住した私にとって、日本の音楽というのは、あまり興味があるものではありませんでした。
一時帰国した時にちょっと耳にしたり、ネットが入るようになってからは、昔の曲が聞きたいなって思った時に新曲もたまに耳にする程度。
今流行りの日本の曲とか、まして新曲を聞きたいとか、応援したいとか、程遠い世界。
ところが先日、嵐の新曲を子供達がTIKTOKで遊んでいた際、耳にしたのです。
なんか日本語英語っぽいなぁっと思って聴いたのがきっかけ。で、チェックしてみたら、嵐。
カッコいいなって思いました。
日本のアイドルグループは独特な魅力があって、また違った意味でカッコいい。
ふと思ったこと。
日本の楽しい文化って、どこか日本社会に隠れてしまって、まだまだ表に出ていないところが、たくさんあると思うのです。
やっぱり英語がギャップになっている?
私が耳にした、嵐の曲も、英語の発音について、批判しているコメントを、たくさん見かけました。
どうして批判するんだろう?
どうして日本の社会は、頑張っている嵐の英語の発音に対して、そんなに厳しいんだろう。
自閉症児の子育てについても、同じように思うことがあります。
どうして日本の社会は、頑張って生きている障がい者に対してそんなに厳しいんだろう。
それは、違和感だと思います。
嵐の英語は、英語圏に住む人の発音と違う。違和感。
障害者は、普通の人と違う。違和感。
違和感を感じて阻害したくなる。批判したくなる。
社会が厳しく批判的だと、芽生えるモノも芽生えなくなってしまうような気がします。
育つモノも、育つ前に摘まれてしまうような気がするのです。
嵐の新曲を私が応援したいと思う理由。
なんて言葉にしてよいかわからないのですが、自分が自閉症の長男をたまに自慢したくなる気持ちに似ています。こんなに凄いんだよっ、こんな事が出来るんだよってたくさんの人に知ってもらいたい。
嵐ブームをきっかけに、日本の芸能アイドルってこんなに楽しいんだよっ、カッコいいんだよって、たくさんの人に知ってもらいたい。
英語圏に住んでいても、日本のアイドルが間近で感じられるような日が来たら嬉しいなって思います。