自閉症スペクトラム児の子育ては人を強くし成長させる

人生は本当に何が好転するのかわからない。最近強く思う事は自分が自閉症児の親である事です。長男が診断を受けた時の辛さは今でも覚えています。目の前が暗くなったし何をして良いのかわからない。模索の状態。8年経った今でも、その辛さは一緒です。でも同時に、その模索状態に陥った時、チャレンジ精神が沸いてくるのです。自分に何が出来るのか。

自閉症児の親になってから8年たった今、過去の自分を振り返って強く思うことがあります。自分は成長したなっと強く思うのです。周りを気にしなくなりました。常識にとらわれることがなくなりました。長男にいつも言い聞かせる事。人は皆違う。他人の評価は全く関係ない。

人の目を気にしないから自分の意見がはっきり言えるし、自分に自信が持てるようになりました。何でもとりあえずやってみるという習慣がつきました。他の人に対する執着心のようなものがなくなって人に優しくなれるようになりました。優しくなると周りの人も優しくなります。感謝の気持ちを言葉に表す事が多くなりました。感謝すればするほど自分の心も豊かになりますし、他の人も幸せにしているような錯覚を感じる事もあります。

何でもとりあえずやってみようという習慣が好転して、数年前ホームステイのビジネスを引き継いでもらえないかというお話を頂いた時やってみることにしました。短期ホームステイプログラムの現地エージェントでホストファミリーを手配するという仕事です。ホストファミリーを手配する仕事は、まず人脈が必要です。当時の私は人脈には自信がありました。目立ちまくっていた自閉症の長男のおかげで学校で知らない人はいないほど、たくさんの親御さんを知っていたからです。というか、私が知らなくても息子のおかげで、学校の生徒ほぼ全員、スタッフの方を含めて私の事を知ってくれていたのです。知ってくれていると話しのきっかけになります。最初からポジティブに受け入れてくれる親御さん達もたまにいましたが8割以上は違和感たっぷりで覚えていてくれたと思います。支えてくれてありがとう。理解してくれてありがとう。違和感たっぷりの親御さんから違和感を消していく。感謝の言葉を伝えながら、会話をしながら、その表情から違和感が消えていく瞬間を感じた時、それが楽しくて仕方がありませんでした。人への接し方、会話力も、その時、だいぶ上達したと思います。

ホームスステイビジネスをしながら、更にある人脈を通して、その数年後、別なお話しを頂きました。旅行業のお話しです。子供が生まれる前、旅行業界で働いていた私は、ワクワクしたのを覚えています。すぐに始めることにしました。ホームステイのビジネスですでにたくさんのホストファミリーと仕事をしていたし、学校の親御さん達ともつながっていたので、SNSで旅行業を始めたっと流したところ、すぐに依頼がありました。顧客の殆どが人脈とSNSを通して得た方々です。

人生、何が好転するかわからない。どちらに転んでも、歩み方、考え方次第で好転するんだなって思うことがあります。私にとって、ここまで自由で自分の好きな仕事が出来て、自分に自信を持てるようになったのは、そして、今の自分があるのは長男のおかげかなって思うのです。

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