ペットについて思う事

長年そばにいてくれた愛犬とお別れしました。

子供達の前でずっと泣いてばかりいました。

今でも泣きそうです。。。

自分の気持ちを書くと心が落ち着くというかこういう時にブログを書いていてよかったなって思います。

愛犬のジャジーは18歳と8か月。犬の寿命は人間の6倍から7倍と聞いたことがありますから人間の歳でいうと100歳を超えています。

数週間ほど前から少し弱ってきたなぁという印象がありながら、さよならをする前日まで足腰の力は弱っていても元気に歩いていました。

異変が起こったのは、さよならをする当日の朝、いつものように、朝起きて庭に出ていくと、歩けなくて倒れてしまいました。

芝生の上に横になって土のにおいを感じながら、朝日がまぶしくて、この朝日が見えているかなぁって思っていました。

家の中にいる主人と子供達を外に呼び、お別れかなぁっと思いながら、しばらくその場にいましたが、まだ息があったので、中に連れていき、家の中のお気に入りスポットにベッドをもっていき、その中で横たわりながら午後静かに。。。

ペットについて思う事。。。

私はたぶんもうペットは飼わないと思います。

飼ったことを後悔するわけじゃないけど、ペットを飼うという事が本当にお互いにとって良い事なのか分からないのです。

ペットって人間にとって動物にとって本当にお互いに良い事なんだろうか分からないのです。

ジャジーと出逢ったのは、17年前。

旅行先のビーチでジャジーに出逢いました。

ガリガリに痩せていて体は毛玉だらけで痛そうでした。

泥酔した男性が、俺の犬だっと後ろ歩いてきて、私は思わず、引き取らせてもらえませんかっと感情で引き取ったのがジャジーでした。

男性から彼女は当時一歳くらいだっと聞いたので、彼女と出逢ったその日を、私は彼女の誕生日にしました。7月10日。。。

引き取った時ジャジーは最初ビクビクしていたものの、すぐになついてくれて、本当に本当にもったいないくらいトラブルのない良い犬でした。

18年間、一緒にいてくれてありがとう。。。

この18年間、出逢いに感謝すると同時に、私の中では、時々、葛藤というか、子育てに忙しく仕事に忙しく、お散歩だって頻繁にもっと長くもっと余裕をもってっと思いながら過ごしていたところがあって、だけど同時に自分が疲れていて辛かったころもありました。

動物は弱い立場です。ペットは自由であって自由はありません。

ジャジーだって庭に出るコトはできたけど、お散歩は私が必ず一緒についていかなければいけなかったし、何も予定のない週末だったら、私だってぼーっと公園でゆっくりしながら、ずっと散歩できたし、ジャジーもハッピー、私もハッピー。

だけど現実は、そんな毎日を過ごせるはずもなく。。

自然の中では生きていけない犬種たち。だけどそういった犬種って人間がつくりだしたものであって、ジャジーもプードルミックスで、自然の中では生きていけない犬種でした。

だけどペットを飼う人間が少なくなったら。。せめて本当にずっとペットと一緒に生活したいと思う人々だけがペットを飼うようになったら。。

たまにそういう事を思います。

ジャジーとお別れ間際に、ありがとうって何度も言いました。

本当にあなたは、良いワンちゃんで。。

しばらく時間がかかりそうですが、ゆっくりと想い出と悲しみと向き合いたいと思います。。

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英語格差って何?

先日、英語格差という言葉をはじめて聞いた。

英語格差で日本はどんどん世界から遅れてしまった。このままではこれからも遅れをとってしまうだろう。日本の英語教育を根本から変えるべきだ!という話をある著名な方が熱弁しているのを聞いた。

英語格差かぁ。。

ネットにはたくさんの情報が溢れている。日々物凄いスピードで変化している。

英語が世界共通言語であることは事実だし英語というツールを使いこなす事で世界中の幅広い情報を瞬時に取り入れる事が出来る事は本当。

私が日々感じる事。

英語は使うもの。英語はツールだ。

使えば使うほど自分の脳に浸透されるし英語を使う自分がいつしか習慣となり自然なものとなり自分の一部になる。使ってこそ価値が分かるし、使ってこそ時には人生を大きく変えてくれる。

人生を大きく変えてくれるといったら大げさな表現に聞こえるかもしれないが、私には英語を知っていることで、自分の人生が救われた経験がある。

長男が自閉症と診断を受けて初めて自閉症という単語を検索した時の事。。。

検索の仕方が間違えていたのか、何がおこったのかは覚えていないが、今でも覚えているのは、画面いっぱいに自閉症に対する誹謗中傷の記事が出てきた事。

世の中にはこんな恐ろしい人たちが存在するんだ。キーボードを打つ手が震えたのを覚えている。

自閉症という言葉を日本語で検索するのは、しばらくやめておこう。意識して日本語で検索するのを避けた経験がある。そして英語の情報に自分の頭を切り替えることで、私は当時救われた。

80年代から90年代インターネットが普及していない時代に、海外で暮らしていると自然と日本のニュースに触れることはなく、日本に里帰りするたびに浦島太郎になった気分だったのを覚えている。

しかしながら、今の時代、インターネットのおかげで、日本のニュースが簡単に視聴できるし日本のテレビ番組だって視聴しようと思えば視聴できる。ここ最近は、カナダ時間に、夜更しをして、日本のオリンピック番組特集をたまに見ている。

日本のテレビの印象。日本のテレビは面白い。日本のテレビは深堀りが得意。オリンピックについても選手の感動物語をありとあらゆる角度で深堀りしてくれていて、見ていて実に面白い。深堀りは良い事。

しかしながら、どの番組を見ても、どのチャンネルを見ても同じような内容に深堀りがされていて、情報が限られているような印象を受ける時がある。日本の情報の視野の狭さを感じることがある。

日本の情報に息苦しさを感じて、さて世界は同じ情報にどんな発信をしているんだろう。たまに気になって英語で検索してみる。国によって表現の仕方、ニュースの伝え方が様々で面白い。

今の時代の凄さというのは、どこにいても、どの国にいても同じ事が出来るということ。

昔と違って海外に住んでいても、自分の言語に執着しようと思えば、いくらでも出来る。翻訳ツールだってある。結局海外に住んでいても自分の意思で、どんな言語でも生活ができてしまう世の中だ。

その言語の中で生きようと思えば、どんな場所にいても可能だということ。

反対にいうと日本に住んでいても英語の世界に入るのは簡単で、英語の世界に自分を置こうと思えばネット一つで英語社会に自分を置くことが出来る。

英語をツールとして使う世界に自分の身を置くことが出来るのだ。

携帯ひとつでそれが可能。手のひらに世界が収まっているようなものだなぁとたまに思う。

特に自分が凄いと思っているのは音声のソーシャルアプリ、クラブハウスだ。クラブハウスで瞬時に、どの言語の世界にも飛び込めてしまう。その場でその国の人と会話が出来る。

私は毎日クラブハウスを聞いている。たまに時間がある時はおしゃべりにも参加している。それで良いと思う。毎日聞いて、時間がある時に英語で話してみる。ご丁寧なことに英語レッスンルームなんていうのもある。逆に日本語レッスンルームなんてのもある。きっと探せばどんな言語ルームもありそう。

英語格差という言葉も、実は、クラブハウスで初めて聞いた。

海外生活が長いと英語格差ならず日本語格差になりかねない。笑

良い時代だなぁってつくづく思う。

感謝!

東京オリンピックを応援したいと思う理由

私は昔からあまりオリンピックというものに興味がないほうだ。

せいぜいニュースやネットで目に入ってくるハイライトを気が向けばちょこちょこ見る程度。

今回の東京オリンピックも同じ感覚。しかしながら、東京オリンピックに関連した数々のニュース、番組、SNSの発信をみながら、これは東京オリンピック、応援したい!という気持ちになった。

一番の大きな理由は、オリンピックに出場する選手達の意気込みと情熱。コロナという過酷なプレッシャーの中にありながらオリンピックに出場したいという思いで日々頑張っている選手達の意気込みと情熱が半端ないと思った。

自分の中で最高レベルのプレイを目指すとともに、いつコロナに感染するかわからない日々の不安、感染して出場を断念せざるを得なかった選手達もすでに続出している。

人生って過酷。

その過酷をなんとか通り抜けてこれからプレイをしようとする選手たちに、自分の勝手な解釈で好き放題言える状況ではないと思えてきた。もうこの時点になったら私は選手たちを応援したい。

オリンピックを応援したい。

コロナという状況は全ての人々にとって不安な事。でもその不安の中でも、人それぞれ、国それぞれの受け取り方、対応の仕方は違っている。コロナ制限が解除になり、お祭り騒ぎ、コロナがまるで存在しなかったように振る舞っている人々がたくさんいる。

人によって、国によって、コロナの影響で受けた物理的ダメージ、精神的ダメージは違うモノだし、お祭り騒ぎが必要、旅行が必要、ハグするのが必要って人もたくさんいる。それがその国、その人達によって、どうしても必要な事だということを認めようと思う。

コロナだから、自分が不安だからっという理由で、それを批判しようとは思わないし、自分は、自分に出来る事をすればいいと思っている。

私の周りは、現在、コロナが存在しなかったかのように生活をしている人々がたくさんいる。

自分も、コロナワクチンを2回摂取完了した事だし、そのライフスタイルに参加しようと思えば参加出来るのかもしれない。でも、まだフルで参加しようとは思わない。

ハグや握手を求められても、ごめんね。まだやっぱり抵抗あるのっと、はっきり言うし、人混みは避けている。買い物に行くときは、必ずマスクをつけている。

オリンピックは、選手たちにとって大切なイベント。

それを私は認めるし、批判しようとは思わない。

今週末は家でくつろぎながら選手たちを、オリンピックをテレビを通して、応援したいと思います。

オリンピックのネット登録もバッチリ!

欲を言うのであれば、せっかくの東京オリンピック、日本の方々が、もっと日本の凄さをハイライトしてくれたら嬉しいなぁと思います。

さてどんな凄い日本が見つかるか、今日もちょこちょこっと検索してみようかな。。

カナダのインクルーシブ教育について語る

自分が自閉症児の子育てについて語っているインタビューの動画が先日公開されました。

https://8bitnews.org/?p=13178

インタビューを終えて様々なコメントを頂き自分の発信する意見について振り返りまなばせてもらっています。

勇気をもらいましたという感謝のコメント、多様性社会とは理想論であり、そんなモノは存在しないというコメント、障害者本人ではなく親から見た経験を聞く事で参考になったというコメント等、様々です。

自分が発信しようと思った発端は、子供が自閉症の診断を受けましたっというある親御さんの発信でした。涙がとまりませんっという親御さんのツイート。当時の自分を思い出したのです。

10年前、長男が自閉症の診断を受け自閉症について説明を受けても正直ショックで何がなんだかわからなかった。ネット検索しながら何でも良いので希望が持てる内容を探していました。

そこで当時の自分が思った事。英語のサイトに比べて日本語のサイトは障害について悲観的で見たくない内容が多かった。もしかすると素晴らしいサイトがあったにも関わらず自分の検索方法が、そういった記事にながれてしまう検索方法だったのかもしれません。

結局、当時の自分は途中で日本語の検索をストップして英語のみに切り替えていました。

当時、自分が検索をしていて勇気をもらえたのは、実際に自閉症児子育てを経験してそれをポジティブに語っているママさんたちの発信でした。自閉症児ママさんの大丈夫よっという発信を見て自分も大丈夫かもしれないっと思えてきたのです。

障害児の親が直面する違和感と葛藤。私は周りの社会から気付きをもらい、成長する事でその葛藤を克服する事が出来ました。長男の成長する姿を見て日々、自分の子育てを自慢そして誇りに思えるくらいです。

人によって状況、環境、捉え方、すべて違います。自分が参考にしたママさん達の発信もそれぞれ自分とはまったく違う状況、環境、捉え方の発信でした。しかしながら、そこからちょっとでも自分に当てはめることができそう、トライできそう、真似できそうなモノを選択していく。

自分の障害児子育て発信も、どこかでそんなキッカケになってくれたら嬉しいなぁと思います。

在宅ワーク歴10年!新規で物販始めました!


在宅ワーク歴今年で10年になりました。

最初にはじめたのは在宅トラベルエージェント。オンラインで旅行の予約を受け付ける仕事でした。もともと旅行業界で12年間仕事をしていた私にとって自然に選択出来た職業だったと思います。

そしてその2年後、友人の紹介でホームステイエージェントという仕事を引き継ぐ事になり初めて自分のビジネスを立ち上げました。日本の企業さんのホームステイプログラムのホストファミリーを手配する仕事です。月に数人、日本から来る学生さんのホームステイ先を手配、紹介していました。

ビジネスというのは人と人とのつながり。

オンライントラベルエージェントの仕事を通して顧客とのつながりが生まれ、ホームステイエージェントのビジネスをはじめたことでさらにひろがる。

凄いと思ったのは、ホームステイエージェントのビジネスで登録してくれたファミリーが、私を通して旅行の手配をお願いしてくれるようになった事です。逆に旅行手配で繋がりを持ったお客様達がホストファミリーとして登録してくれることも多々ありました。

長男が自閉症ということも、たくさんの素晴らしい方々とのつながりに広がり、人と人とのつながりがどんどん自分のビジネスの幅を広げてくれました。

そして10年後の今、新たに新規事業を始めることにしました。

物販業です。

コロナで旅行業、ホームステイビジネスが大打撃をくらってしまい、何か他に違った在宅ビジネスの必要性を感じた事、そしてもうひとつ理由があります。

それはクラブハウスを通して聞こえた日本の方々の声。日本を元気にしたいっという声があちらこちらで聞こえました。そんな声を拝聴しながら自分に何ができるだろうっと思った時、物販で日本商品を海外に販売していこうっと思ったのです。

目指すはB2B。日本のメーカーさんから日本製の商品を購入させていただき、カナダの大型店に売り込む。

日本のメーカーさんに、あなたの商品をカナダで売らせてくださいっとサンプルお願いのラブレターを送りまくりました。その思いが通じたのか、いくつかの企業さんから少しずつ良いお返事がもらえています。

カナダ生活長いですが、実をいうと私は日本商品にはあまり興味のない人間でした。確かに日本は便利だけど、カナダのお店で購入できるもので十分。食べ物も日本食にあまり執着することなく、日本食が食べたい時は日本食レストランで食べるくらいの人間。

しかしながら、今回、日本商品をたくさんの方法で検索。日本商品専門のお店にもたくさん足を運びました。カナダの大型店でも扱ってくれそうな商品を探すうちに、あぁ日本って宝の山!

物販となるとモノがかかわってきますから、今までの在宅ワークと違って、実際に足を運ばないといけない、在宅のみでは処理しきれない仕事になってくると思います。しかしながら、子供達が大きくなり、子育てにあまり手がかからなくなってきた今を考えると、良いタイミングなのかなって思ったりもしています。

さぁ、今日も日本のメーカーさんへラブレター書きまくります。笑


夏休みに入りました

昔は夏休みというと子供たちのプログラムで頭がいっぱい。毎日、今日はどこへ連れて行こう、何をしようとバタバタしていましたが、大きくなるにつれて、そういう一生懸命だった自分が変わっていくのを感じます。

子供たちも、以前ほど、ママ、ママと必要に私のことを呼び出すこともありません。

子育ては永遠に続くものではないから今を楽しんでっとよくどなたかがおっしゃっているのを耳にした記憶がありますが、ここ最近、それって本当だなぁってつくづく思います。

子育てってシーソーみたいなもので、手を離れたかなっ、自分一人でも大丈夫かなっと思って自由にさせておくと、ママ、ママっと甘えてくる時があります。

そういう時は、思いっきり甘えさせます。もうどれだけ甘えてもらえるかわからないから。笑

こちらが、自分必要なのかなって思って、大げさになって、近づくと、もう自分一人で大丈夫だからっと強気になる。

甘えたいっと思ったり、自分一人で大丈夫っと思ったり、子供の中の成長シーソー。甘えたいに降りてきた時は、思いっきり、ママいるよって迎えてあげようと思います。

夏休みに入りましたがママはお留守番で、子供たちは、お父さんと一緒にファミリーキャビンへでかけました。久しぶりの一人時間を満喫しています。

子育て頑張った自分を褒めたいし、これからは、子育てに集中することで難しかった自分で何か出来ることを少しずつ増やしていきたいなっと思っています。

何が出来るだろう?自分は何にチャレンジしてみたいんだろう?

在宅ビジネスで過去10年やってきた旅行業はコロナでボロボロ。そのうち復活すると思いますが、復活する前に何かやってみたい。

ちょっぴりワクワクします。

自閉症児の子育てについてインタビュー受けることになりました。。。

あるユーチューブ企画さんのインタビュー受けることになりました。

自閉症児に対するサポートそして自閉症児と家族に対する周りの関わり方について語ってほしいとの事。

人の考え方、受け取り方、環境はそれぞれ違いますから、これが一概にカナダの自閉症サポートっと言う事は言えません。

しかしながら、自分の経験を語りたいと思っています。

さて何を語ろう。。

過去の経験を振り返ってみたいと思います。。

自閉症の長男は今年で12歳になりました。

3歳の時に診断を受けたので、自閉症児の子育ては今年で約10年になります。

長いようであっという間に過ぎた10年。

しかしながら、この10年を振り返って、本当に辛かったのは、診断を受けた直後です。

真っ暗闇だった日々。

自閉症って何だろうっという検索から始まり、自分の子供が自閉症という違和感との葛藤、他の子供たちとの比較、もしかすると自分が原因ではないだろうかという疑惑、それが頭の中をぐるぐるとまわる日々でした。

そんな中でも、自分がポジティブに楽しく子育てをすることが出来るようになったのは、自分の中での学びと成長、そして同時に環境のおかげだと思っています。

環境のほうがむしろ大きかったかもしれません。

カナダでは自閉症の診断を受けるとまず最初に自閉症ファンディングの申請をしてくださいっと言われます。

自閉症ファンディングとは自閉症の子供を対象に受給することが出来る政府からの助成金で6歳以下の子供は年間2万2千ドル。6歳から18歳の子供は年間6千ドルの助成金を受け取る事が出来ます。

これは親が受け取る金額であり、6歳からは、金額が減るのではなく、その大半がその子供が通う学校にあてがわれると聞いています。

カナダの学校はインクルーシブ教育といって自閉症の子供も普通級に通います。

長男も小学一年生の頃から普通級に通い、今年で六年生になります。

学校には本当にお世話になりました。

実際、自分が学校に一緒に通っているわけではないので、お話を聞く事でしか内容は理解していませんが、サポートの体制について感動する事多々あり。この6年間の長男の成長は学校のおかげといっても過言ではありません。感謝しています。

さて話を長男3歳、自閉症と診断された直後に戻すと。。

助成金をうけとって、まず最初に思ったことは、

いきなり2万2千ドル?どうやって使うの?何に使うの?

長男の名前のアカウントに表示されている2万2千ドルという金額を見て、唖然としていました。

そこで手渡されたのが、親のための手引き、自閉症プログラムのガイドです。

多国籍国家のカナダは数々の言語でもこの手引きを作成しており何と日本語版もあります。

自閉症の子育てというとんでもない壁にぶち当たっている親にとって、この手引きは、本当にありがたいものでした。

この手引きの中から、長男にどんな療育が必要か学び、様々な民間療育サービスに問い合わせをし、アポイントメントを取り、事がどんどん進みました。

この手引きの他にも、今、思うと、ありとあらゆる形で、行政の方々が、声をかけてくれた記憶があります。今でも、もちろん、行政の方が声をかけてくれます。

少しでも困っている事を相談すると、それに応じて、こんなサービスがあるけど、どうかしら?申請してみる?こういったサービスもあるから、後々、何かあればいつでも声をかけてね等。

当時は、担当者の名前や電話番号が手元にどんどん集まり、選択肢がありすぎて、混乱する事もありましたが、ここまでサポートしてもらって本当にありがたいっと思う日々でした。

今思うと、選択肢がたくさんあったことで、自分の中にも学びや気づきが生まれ、長男にとって何が一番必要なのか、親としてのカンが研ぎずまされていったような気がします。

行政から与えられる受け身のサポートだけではなく、親が助成金という力を与えられ、様々な療育を学び自発的にサポートを選択していく環境。

障害児の親が力をもらえる環境。

それが、カナダ政府の自閉症サポートかなっ。。ふと思いました。

よし、インタビュー頑張ります。笑

雨の日を喜ぶ

ある方のお話。。。

あいにくの雨って言葉があるけど僕は雨をあいにくだなんて思ったことがない。僕の両親は雨が降ると今日は雨だぞぉーって、いつも喜んでいた。だから僕も雨が降ると雨だぁって嬉しくなる。

そのお話を拝聴した時に自分も雨だぞぉーって喜べる親、そんな姿を子供たちに見せる事が出来る親になりたいなぁっと思いました。

そんな折、チャンス到来です。

10歳の誕生日を迎えた次男、コロナの規制が少しずつ解除され、アウトドアであれば10人まで集まりがオーケーとのニュースで、次男の仲の良いお友達7人を招待して8人でアウトドアバースデーパーティーを行う事になりました。

しかしながら当日。。

予報は雨。小雨ぐらいだったら大丈夫と思いきや、どしゃ降りの雨。。

通常であれば、じゃぁ家の中でパーティーしようっと言えるところですが、コロナの規制で、それも難しい状態。

雨なんて嫌いだぁ、コロナなんて嫌いだぁっと今にでも言いかねない次男を横目に何か雨だからこそ、コロナの規制中だからこそ出来る何か楽しい事がないかなぁっと考えた時、あっと思いついたのです。

雨キャンプ!

大きなタープを木と木の間にはって隠れ家的なテントの中で過ごす瞬間、そこにお友達があつまってワイワイガヤガヤ、面白そう。楽しそう。

結果は次男もお友達も大喜び!思った以上に好評でした。

雨が降ってくれたおかげで、今までのキッズパーティー企画にない、チャレンジ満載の、親として思い出に残るバースデーパーティーになりました。感謝!

雨の日を喜ぶ。楽しむ。

人生には、たくさんの雨があります。それは予想外でもあるし、なかなか自分ではコントロールできない出来事でもあります。

100%すべての雨を喜ぶ、楽しむというのは、難しい事かもしれません。しかしながら、ちょっとした発想の違いで、喜ぶ、楽しむに変えることが出来るかもれない。そして、それを感謝することで、もっと喜ぶ、楽しめる人生が、自然体で、きりひらけるような気がするのです。

相対性を持つという話

ここ最近、ツイッターでつぶやいた一言を2つ紹介します。。

相対性を持つ事って凄く大事だと思っている。比べて悲観したり喜んだりするのではなく自分が置かれている環境を客観的に見てその中で自分に何が出来るのか試行錯誤出来る。日本の療育についてもっと学びたいと思った。@togetherland さん、@womadren さん、感謝です。また宜しくお願いします。

”二兎を追う者は一兎をも得ず”という言葉を教訓に一つの事をコツコツ積み重ねていた昔の自分をふと思い出した。一つ満足したらまた一つ。一つ一つの自己満足が自己肯定感になって年齢を重ねた時に一挙に二兎にも三兎にもなる。自分の中では英語を学んだことが人生の中での一番の大きな収穫。

自分の場合、海外に出ることで日本と海外の相対性を学び、英語を学ぶ事で日本語と英語の相対性を学び、そして自閉症児の子育てをすることによって、教育の中での相対性を学ぶ事ができました。

人間誰でも得意、不得意があります。様々な相対性を学ぶ事で、自分がいる場所は、自分が優位に立てる場所なのか、そして優位に立てる場所に移動するためには、自分に何が出来るのか試行錯誤することができます。

例えば身近な例を紹介すると、学校の先生。担当になった学校の先生が、自閉症児の子供の対応に慣れていない場合、そのままの環境だと、子供が問題行動に走ってしまう危険性があります。しかしながら、普段から、様々な先生の対処法を自分なりに把握し、相対性を身に着けておくと、慣れていない先生と慣れている先生の違いを把握することができ、その違い、何を変えれば改善できるのか具体的なアドバイスを促すことができます。アドバイスを促すことで、環境が変わるのです。自分の立ち位置がより優位になるのです。

相対性を学べるチャンスは、たくさん転がっていますが、ここ最近、発信するとそのチャンスが、より多く得られる事に気がついてきました。このブログももしかすると、自分の相対性を学ぶツールなのかもしれません。

昨日、クラブハウスで、日本の療育関係の方々とお話をするチャンスに恵まれました。短い時間でしたが、日本の現在の療育はどのように進んでいるのか?どのようなサポートが行われているのか等、学ばせてもらうことができました。

カナダの療育と比較しながら、日本の療育の素晴らしい部分もどんどん取り入れていきたい。発信もしていきたいと思います。発信をすることで更に自分も成長させたい。

いろいろと学ぶ事があって、発信する機会があって、様々な出会いがあって、本当に良い時代だと思います。

クラブハウスで一分スピーチにトライした話

日本時間朝5時のクラブハウスで自分の学んだ経験を制限時間一分で話すというコーナーがあり、私も何度かスピーチしてみました。

先日は、地域格差のトピックに合わせて自分の経験を語ってみました。

スピーチは以下の通り。

地域格差がここ最近話題になっていますが、私も東北の小さな町の出身です。地元の短大を卒業して国の公務員になることが人生のゴール、それが幸せだと信じていました。それなりに楽しかったし、当時の自分にはまったく気づきがありませんでした。結局は海外に出ることになって今に至りますが、今振り返って、ひとつ言える事は、勇気を出して自分をまったく違う環境に置くことで時には大きな学びを得られるということです。なれた環境に居続ける事は居心地が良いし否定するつもりはありません。だけど、せっかくの人生。失敗しても思い切って外に出てみるって凄くいい事だと思います。以上です。

このスピーチの後に、勇気をもらいましたっというありがたいコメントを頂いて、すごく嬉しかったです。

このスピーチの中では自分が海外に出たことでの学びを語っていますが、慣れた環境から思い切って外に出てみる、学ぶって、実は、日常の中にたくさん存在すると思うのです。

自分の今の身近な例でいうと子供達の学校。

どうして子供は学校に行かなかきゃいけないの?

行かなきゃいけないってルールはないけど、学校って子供の時だけ体験できる、思いっきり高級な、”違うコト”を経験出来る場所なんだよ。大人になったら、時間も限られるし、お金もかかるし、大変。だけど、子供の時は、時間いっぱいあるし、自分の世界だけで、自分が思いつくコトだけで時間過ごすのって勿体ないじゃん。だから、学校で、たくさんの違う大人や子供達に会って、違うコトを、たくさん経験するの。自分の知らないコトを学んだり、体験したり、イヤな人に会ったり、素敵!って思う人に会ったり、とりあえず、やってみる。

学校に通う子供達を見送りながら、いろいろと体験して、学んでくれている事を、願う日々です。